先日、美容学生に向けたクリエイティブメイクセミナーをスタッフ中心で開催しました。
テーマは、「作品がどうやって生まれていくのか」
完成した姿ではなく、その途中の思考や選択の積み重ねを体験してもらうこと。そして、デザインを考えるうえでの姿勢を伝えることでした。
普段みんなが目にするヘアメイクや写真は、完成形だけが切り取られていることが多い。でも実際は、いきなり作品が生まれるわけではないですよね
どんなテーマにするのか。
どんな世界観を表現するのか。
モデルやヘア、メイク、写真がどう重なり合うのか。
そのすべての選択が積み重なって、ひとつの作品になります。

今回のセミナーでは、その流れをリアルに見てもらいました。
メイクを軸にヘアを組み立て、モデルが世界観を受け取り、フォトグラファーがそれをどう切り取るかを考える。一人で作っているようで、実はチームで完成させていく。それがクリエイティブの現場です。
そしてここが、今回いちばん伝えたかったこと。
このプロセスは、実はサロンワークとまったく同じなんです。
テーマからデザインを考えて一つの作品をつくること。
お客様の希望や悩みを聞き取り、その人に合うデザインを考え、施術し、満足してもらうこと。
やっていることの本質は同じ。
どちらも、「相手を理解すること」から始まり、
どう表現するかを考え、形にしていく仕事です。
クリエイティブは特別な時間ではなく、日々のサロンワークの延長線にあるもの。
テーマを読み解く力はカウンセリングに生きるし、世界観を組み立てる力は似合わせにつながる。
つまり、作品づくりは
感性のトレーニングであり
サロンワークを深めるための実践なんです。
今回のテーマは「スプリングビート」。
同じ春でも、人によって軽やかさを感じたり、強さを感じたりする。
その解釈の違いこそがデザインになります。
これはサロンワークでも同じ。
同じオーダーでも、お客様一人ひとりの背景や気持ちによって答えは変わる。
だからこそ、美容の仕事は面白い。
これから業界に入っていくみなさんへ。
美容は、目に見える技術だけじゃなく、目に見えない価値をつくる仕事です。
人の気持ちを動かし、自信を与え、日常を少し明るくする。
その力は、クリエイティブでもサロンワークでも変わりません。
今回のセミナーが
「美容って面白いかも」
「もっとやってみたい」
そんな気持ちにつながっていたら嬉しいです
またどこかで会える日を楽しみにしています。
一緒に未来の美容をつくっていきましょう。

