基本に立ち返ることの大切さ

こんにちは

美容業界で日々奮闘している皆さんへ。

新年度が始まり、少しずつ環境にも慣れ、特に2年目を迎えたスタッフの中には「自分なりのやり方」や「こうしたい」という思いが芽生えてくる頃かもしれませんね。

でも、だからこそ今あらためて大切にしてほしいのが、「基礎に立ち返る」ということです。

私自身、美容師としてのスタートは決して順調なものではありませんでした。
特にワインディングは苦手で、1本巻くのに何時間もかかってしまうことも…。何度も悔しい思いをして、そのたびに挫けそうになりました。


でも、だからこそ気づけたんです。
「基礎って、すべての技術の土台なんだ」って。

ワインディングには、美容技術のすべてが詰まっています。
正確なブロッキング、スライス、シェープ。
この積み重ねが、カットやブロー、スタイリングにも驚くほどの影響を与えるのです。

以前、私が働いていたサロンでは、フリーランスのヘアメイクさんが集うサロンだったので、スタッフそれぞれがバラバラな技術の癖を持っていた時期がありました。


でも、スタッフやアシスタントが増えてきたタイミングで、「お店として統一された技術や商品、サービスがあった方がいいよね」という話になり、全員で基礎から学び直すことにしたんです。

すると、驚くほどサロンの技術レベルが揃い、結果的に売上もぐんと伸びていきました。お客様の信頼も厚くなり、何よりスタッフ一人ひとりに“美容師としての自信”が生まれたんです。

そして、もうひとつ感じたのが、

「教えることの大切さ」


最も学びの定着率を高める方法は、他の人に教えること。
後輩、友人、お客様にも学びを伝えるということは、実は自分自身の学びにもなるんですよね。


言葉にすることで、自分の理解がより深まり、気づかなかった課題にも向き合えるようになります。

今年入社したばかりの新人さんたちには、ぜひ「プロの目線」でお客様と向き合っていってほしい。


その背中を見せるのが、私たち先輩の役目です。
どんなに経験を積んでも、どんなに忙しくなっても、「基礎を大切にする姿勢」だけは、ずっと持ち続けていきましょう。

今日も明日も、共に学び、成長し続けられる仲間でいられたら嬉しいです。


読んでいただき、ありがとうございました。


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