私は日々、できるだけルーティンを守るようにしていますがみなさんはいかがでしょうか?
朝起きて出社までのリズムも、休日の過ごし方もリズムを大切にしています。
お気に入りの洋服はまとめて同じものを買ったりしてスタイルを決めてしまうのもそれに入るでしょうか。
世界的に有名な起業家の方々もルーティンを大切にしていたと言われていますね。小さな判断や決断を減らすことで、本当に重要なことに集中して判断、決断するため、と自分では定義しています。
しかし、そんな私でも時折、ルーティンから外れる事があります。そもそもルーティン化されていることばかりではないですよね。
いつもと違う流れになったり、嫌なことが起きたり。
先日の出張の時の出来事を交えてお話ししたいと思います。
その日は、空港に向かうタクシーを拾うタイミングで、いつもならすぐに拾えるタクシーが全然来なかったり、やっとの思いで乗り合わせたタクシーでクレジットカードが使えなかったり。
別日では空港に着いてからパスポートを落としたことに気がついたり、領事館に問い合わせたら、親切な方に拾ってもらっていて、それを受け取りに行ったり。
とてもとても、数行の中に収まりきらない出来事と遭遇しました。
けれど、どんな事が起きても、自分の気持ちや行動をコントロールできるのってやっぱり自分しかいないんですよね。どうすれば流れに逆らわず、流されず、自分を保てるでしょうか。
さて、これを読んでいるみなさん。
少し質問させてください。
『あなたや、あなた自身は、一体誰のものでしょうか?』
もちろん、自分自身のもの。
それも正解。
ですが、今回のテーマについて話すときに少し意識してほしい事があってこの問いかけをしました。
僕が思う「自分自身」って自分のものだけじゃないんじゃないかなって思います。例えば自分は自分なんだけれど、役割で考えてみるとどうでしょうか?
私の場合は美容師であり、サロンの経営者であり、事業コンサルタントであり、マーケティング会社のコンサルタントだったりします。
その役割の範囲の中で、それぞれ活動しているんですよね。
その役割の周りには、それぞれに関わる人がいて協力し合っています。
ですから、いつも意識するのは「私たち」
スケジュールを組むときはその方達と気持ちよく過ごせるように心がけます。
例えば今回で言うと、出張先で合流する予定のみなさんよりも、現地に1番早く到着できる便が手配できたので、集まる皆さんを笑顔でお出迎えできるなとか、何か準備しておく書類があれば目を通して概略をまとめておけるな、と。
自分の役割の中で、望ましい動きや周囲の動きをイメージしてみる。もしかしたら些細なことかもしれないんですが、大切にしてきた事が今に繋がっていると感じています。
でも、思う通りにことが進まないことってあります。
後から”あの時、あぁすればよかったな”と学習につながることもあると思うんですが、振り返ってもどうしようもなかったことや、時には想像もつかない事もあります。
想定外のことが起こって、それぞれ対応を余儀なくされた場合にどう捉えるのがいいと思いますか?
正解はないのかも知れませんが、私はタスクと感情を分けることを第一優先にして、できる限りのタスクを済ませたらその後は感情を受け止めながら、少し休むようにしています。
スケジュールが乱れ始めた時に不安に飲み込まれるようなことがあったら、ぜひ次のことを思い出してほしいと思います。
まず、そのスケジュールが影響を及ぼす人をリストアップして、最新の注意を払って起こり得る出来事と対応策を洗い出します。ここで大切なのは出来ることに集中すること。そして関係者の方々に心を配ること。
そして、ネガティブなムードになる流れをなるべく早い段階でゼロに戻して、再スタートを切る。
そしてその上でも、その「ゼロ」が本当に「ゼロ」になっているか疑ってもう一度確認する。
すべきことをしたら、必ず近いタイミングでリズムが戻ってきます。
思ったとおりではなかったとしても、うまくいっていると確信を持ち、前を向くことが大切です。
1人で確信が持てなければ、あなたを信じてくれている人に連絡をしてコミュニケーションをとるのもよいかもしれません。
気になることはたくさんあっても、自分ができることに集中をする。そうすることで、なるべく早くあなたはあなたの時間を取り戻せますから。