走り始めている君へ伝えたいこと

何かに向かって走り続けたことは多くの人に経験があると思います。
夢中になって走り抜ける爽快感や、走り終えた後に見える景色はその人にしか見えない景色ですよね。

私も振り返れば表参道で25年間、言ってみれば走り抜けてきたのかもしれません。

美容師として始めたその道を、1人から2人へ、2人から3人へと仲間を増やし目指す方向を共有し、スタッフたちは私を経営者へと育ててくれました。

途中、さまざまな課題に直面しました。

私がやりたいことと私に期待されていることが違うこともありました。
他者から見ればお断りするなんて考えられないようなオファーもいただきました。
けれど、私は選択肢に出会うたびに大切にしてきたことがあります。

それは「スタート地点を思い出すこと」

私はなぜこの道を歩み始めたのか、そして走っていくこの先にあるゴールはどこなのか

もちろん。走っていく中で想像していなかった景色に出会い、想像もできなかったもっと大きなゴールが見えてきたということはありますが


少なくとも、なぜその道を歩み始めたのかについてはこの先私がどんな道を歩んでも変わることがないでしょう。


時代が変わり、求められるものが変わったとしても私がお客様に提供したいことは不変であり、それが私の生きる道標のようなものになっていると考えています。

エネルギーあふれる皆さんはきっとたくさんのアイデアを思いつくと思います。
そのアイデアは人生においてのチャレンジかもしれませんし、クリエイティブをつくるときかもしれません。

そのアイデアを成功に導くためにも、このスキルを身につけておいてほしいなと思います。

そのアイデアの目的はなんなのか?
私がここにいる理由、この道を歩み始めた理由はなんだったのか?


アイデアは無限に派生していくものです。

そのエネルギー溢れるアイデアをあなただけのより洗練されたものにするにはあなたが今ここにいる理由が何よりも大切な土台となってくるでしょう。

このスタートの「なぜ」があれば

輝かしい未来にまっすぐ向かう事もできれば、
走る事が苦しくなった時にもあなたを支え励ましてくれることになります。

自分の限界を感じたり、意と反してその道から外れなければならないときも、なぜそれを始めたかさえしっかりしていれば自ずと次の道が開けたりするでしょう。

あなたの「なぜ」から選ばれる道が、周りが当たり前に選ぶ道ではなかったとしてもいいと思います。

むしろ、その方が大切かもしれませんよね。

あなたにしか歩めない道はあなたの人生そのものだからです。

今日1日を過ごすあなたが、自分だけの素晴らしいさを大切にしてチームと共に走り出すことを楽しみにしています。

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