美容業界はスター型が多い世界です。
圧倒的な一人がいて、その人がサロンを引っ張る。
それは悪いことではありません。
むしろ、強烈な個性や実力がある人が業界を前に進めてきたのも事実です。
でも僕が本当に面白いと思うのは、違う景色です。
自分が月1,000万円売ることよりも、
1,000万円売れる人が何人もいるチームをつくること。
自分がコンテストで優勝することよりも、
毎年ここから優勝者が生まれること。
どちらがレイヤーが高いか。
答えは明確ですよね。
一人が強い組織は、その人が止まれば止まります。
体調を崩したら? モチベーションが落ちたら? 独立したら?
一気にバランスが崩れる。
でも、強い人を育てられる組織は止まりません。
むしろ、時間が経つほどに強くなる。
自分の得意を、自分以上にできる人を育てられたら、
それはもう次元が違う。
「自分が一番うまい」で止まるのか。
「自分を超える人間を何人もつくる」に進むのか。
ここに、レイヤーの差がある。
美容師は技術職である前に、人を育てる仕事でもあると僕は思っています。
後輩の成長が、自分の未来をつくる。

教育は遠回りに見えます。
時間もかかるし、うまくいかないことも多い。
正直、自分でやった方が早い場面もたくさんある。
「自分がやった方が早い」
この思考は、とても優秀な人ほど陥りやすい。
でもそのままだと、永遠に自分の器の中です。
任せる。
育てる。
信じる。
そして、失敗も含めて引き受ける。
その分、自分はさらに上の景色を見る。
現場の作業者から、組織をデザインする側へ。
プレイヤーから、プロデューサーへ。
サロン全体で優勝する。
サロン全体で売上を上げる。
サロン全体でブランドをつくる。
それは偶然ではありません。
日々の技術練習、言葉のかけ方、数字への向き合い方、
その積み重ねの結果です。
そしてもう一つ大事なのは、
「嫉妬しないこと」。
後輩が自分を超えそうになったとき、
心のどこかでブレーキを踏みたくなる瞬間がある。
でも、そこを越えられるかどうかが、
本当にレイヤーを上げられるかどうかの分岐点です。
あなたは、自分が輝く道を選びますか。
それとも、人を輝かせられる道を選びますか。
後者を選ぶと決めた瞬間から、
見る世界は変わります。
今日の後輩への一言。
今日のフィードバックの質。
今日の任せ方。
それが未来の売上をつくり、
未来の優勝者をつくる。
レイヤーを上げるというのは、
売上の話ではなく、視座の話です。
自分の成功を目指すステージから、
チームの成功を設計するステージへ。
僕はまだまだその途中です。
でも、確実にその景色の方が面白い。
美容師として、
そして経営者として。
一段上の世界を、
一緒に見にいきませんか。

↑先日、昨年MVPメンバーを称え、感謝と労いの気持ちを込めた食事会を開催しました。
