お金にまつわる情報が誰の手にも届くようになりました。
振り返るとミニマリストという言葉が浸透しモノを持つ基準値について意識を向ける機会があり、その後には手元にある資金をどう運用していくかと言うような情報が入ってきていたと感じます。
これを読む皆さんが経営者であるのか、美容師であるのかに関わらずお金について知ったり考えたりする事は大切ですね。
今日は1番確実な投資先についてシェアしたいと思います。
少額から始められたり、ポイントを投資できたり、税制優遇を受けられたり、元本が保証されていたり。
皆さんの立場によって、目指す将来によって投資先は変わります。
金融のプロではない私が今日この話題に触れた理由は今からお話しするのですが、特にお役に立てるのは20代の皆さんではないかと思います。
時代が変わってきて下積みという言葉さえもあまり好まれない時なのかなと思います。
しかし、私たち美容師は日々技術の練習と営業活動に努力しています。その結果を結ぶ先がスタイリストであればそこまでの期間はまさに“下積み”となるのかもしれません。
その下積み時代は働く時間と練習の時間に対して手元に入ってくる金額がアンバランスになります。
同じ年齢、学年の友人たちが集まったりすると、もしかしたらあなたが1番長い時間働いているかもしれません。
また、この時期は結婚など人生のイベントとして将来設計を考えるタイミングが来たりします。
そこで向き合う事が増える「お金の話」です。
最近は美容学校の卒業と同時に面貸しをメインとした「フリーランス」を選択できるという進路があると聞きました。
新卒で入社後に数年積み重ねて、家族ができて地元へのUターンやそれと同時に独立するという流れもめずらしくありません。
美容室を経営している身としては、人材は人財であり、人件費の意味合いが他の業種とは少し違うので退職に関しては他の方以上に敏感にキャッチしています。
ただ、今日ここでは経営者の視点は横に置いておいて、美容師としての視点でお話ししたいと思います。
少し遅咲きの25歳からのスタイリストデビューでスタートした私の美容師人生ですが、おかげさまで表参道で営業を始めて2024年で25周年となります。
お客様の「らしさ」を最大限に追求するといった思想から、美容師✖️ヘアメイクという技術も感性も、両輪で磨いてきました。
コンテストに挑戦することやその中で腕を競うこと、そこもとても大切です。それに加え、私が大切だと意識していたのはトップが仕事ができるのは当たり前、その店からどれだけの人材が育っているかという視点を持っていました。
そのような視点から教育にも力を入れ、現在では以下の受賞歴を持っています。
shu uemura主催コンテスト優勝経歴
- 2001 鈴木朋弥(本人)
- 2002 橋本幸生
- 2012 廣中真葵
- 2015 新納忠幸
- 2016 廣中真葵
- 2022 梅木麻友美
- 2023 梅木審員
ビューティーワールドジャパン登壇
2017年「広告ゼロ、HPなしでも集客できるサロンの秘密」
~コンセプトに基づく人材育成と口コミメネジメント~」
2018年「選ばれる美容師」から「選ばれる美容室」へ
2019年 AYOMOT鈴木朋弥×NAILS UNIQUE OF JAPAN水野義夫
少し前置きが長くなりましたが、この業界でありがたいことにお客様に選ばれ人材育成の面でも良い結果を残せた私が
20代で行ってきた投資先についてシェアします。
それは「自分」です。
元本割れもなく、努力に対して100%以上の伸び率があり、誰のものでもなく確実に自分に還ってくる投資先なのです。
100時間練習したとしたら、そのリターンは100時間後からはじまり、あなたの長い美容師人生において20〜30年続きます。
毎月100時間練習すれば、10ヶ月後には1000時間を練習に投資したことになり、そのリターンは美容師を引退するまで配当が続く、という事です。
何も投資方法は練習のみならず、感性を磨くための学びであったり(私の会社では外部の方も受け入れた読書会を開催しています)
良書を読む事であったり、健康を保つことであったりしても良いと思います。自分を誰よりも信じてみてください。あなたの才能は努力でどこまでも輝かせることができます。
やり方がわからなければ一番身近にいるかっこいい先輩に聞いてみるのもいいと思います。
私のサロンに足を運んでくだされば気持ちの良いスタッフがそれぞれの努力の方法のヒントをくれることもあります。
これからの時代を築く皆さんはぜひ一挙手一投足に集中し、そこに意味を見出し意識をして色々なことを吸収していってくださるといいなと思います