私たちはいつも時代の中にいて、何らかの役割を担っていますね。
誰かの子どもとして生まれ、息子や娘という存在から誰かの親友になったりパートナーになったりします。
仕事では新人としてスタートし、誰かの先輩となり、リーダーとなっていくでしょう。
多くの役割は同時並行的にあなたの人生に存在して時にあなたを悩ませることになるかもしれません。
役割とは自分と誰かを繋ぐものですよね。
1人で生きていないことを実感するところでもあります。
先日、スタッフから私たちの教育システムについて、新たな提案がありました。それ自体がとても喜ばしいことで、私の大切にしている価値観でもあったのでシェアしたいと思います。
マニュアルの変更やシステムの変更は慎重な検討とテスト運用などを取り入れながら行っていくことが大切ですが、それは決して“変えない”前提での議論にしないことが重要だと思っています。
今、私たちが全力で作り上げたベストなものは、次の瞬間から“ベストのものであるか”と疑っていく視点が今回のテーマ“過去最高の明日を迎える”に繋がっていきます。
今日よりも良い日を迎えるためにできる事はたくさんありますが、2つの変化を意識ことが始まりになるであろうと考えます。
2つの変化とは、
ひとつは、時代や世間、環境などを含む外的な変化
もうひとつは、自分の気づきや欲求、先輩の良いところに気づけることなどの内的な変化
ではないかと思います。
美容師の視点で例えると、この2つの変化をキャッチアップすることは、お客様に提供するサービスを常に成長させ続けることに繋がります。そしてそれは選ばれる美容師のひとつの条件になると思っています。
一生懸命作り上げた今日が最高であることは素晴らしいことです。
けれど、満足してしまった瞬間に成長が止まることも忘れないでほしいなと思っています。
今日のベストは明日のベストではないかもしれない。
時代がどう変化しているのか
私たちは何を求められているのか
それに気づくこと。
あなたが担う役割において、より良いものを目指すこと。
そして、時代や自分が“私自身に期待できる”ように日々、質の高い仕事や生き方を目指していくことがあなたにチャンスを呼び込んでくるでしょう。
振り返ると、求められる人というのは伝統の中にも革新を恐れず取り入れていく人なのですよね。
私の好きな言葉のひとつに“生涯学習”という言葉があります。学習と言っても、何から学ぶかは無限にあります。
studyでも、learningでも良いでしょう。
友人との会話から学ぶこともあるでしょう。
大切な人との意見の相違から学ぶこともあるでしょう。
あなたが成長しようという意思さえあれば無駄なことなんてひとつもないという事です。
日々努力しているみなさんは、明日が過去最高の仕事ができる日であると信じています。